いちごがおいしい季節ですね。
いちごを見ると読みたくなる絵本が2冊あります。
ひとつは『いちご』(平山和子/福音館書店)です。この絵本には、何ともおいしそうないちごが描かれていて、読むたびにいちごが食べたくなります。
息子が2歳頃だったでしょうか。
ある日、絵本の下にいちごをたっぷりのせたお皿を隠しておき、そしらぬ顔で息子と一緒に『いちご』を読み始めました。読み終わって絵本を綴じたら、本物のいちごが出てきた!というサプライズだったのですが、想像以上に喜んでくれました。
息子の驚いた表情と満面の笑顔は今でも鮮明に覚えていて、親にとっても忘れられない思い出の一つになっています。
いちごが旬のこの時期に、よければ試してみてくださいね。
もうひとつは、『いちごばたけのちいさなおばあさん』(作:わたりむつこ 絵:中谷千代子/福音館書店)です。
いちご畑の土の中に住んでいるおばあさんのお話で、スタジオジブリの『借りぐらしのアリエッティ』を彷彿とさせる世界観です。いちごのあの鮮やかな赤色は、実はちいさなおばあさんのおかげなのです。
昨夜、現在5歳の息子と一緒にこの絵本を読んだところ、「ぼく、いままでになんどもなんどもいちごばたけを見たんだけど、おばあさんはいなかったんだよね」と真顔で言っていました。
GWは、「ちいさなおばあさんを探しに行こう」と、いちご狩りに誘ってみます。